八ケ岳と南アルプスに囲まれた北杜市で、そばを使った町おこしが盛んになっている。

毎日新聞 によると。

 八ケ岳と南アルプスに囲まれた北杜市で、そばを使った町おこしが盛んになっている。地元の住民らが元集会所を拠点に栽培から料理の提供までを行っているほか、長野県境を越えて「信州そば」ブランドを取り込んだ観光イベントも始まった。キーワードは「高齢者の力」「豊かな水」だ。【春増翔太】
 南アルプスを望む同市白州町鳥原の「ビューファーム鳥原平」。ここでは、土日曜と祝日の昼、隣接する畑で育てられたそば粉を使った手打ちそばを提供している。
 元々は地域の集会所だった。地元住民らが農業組合法人を設立。04年から約20アールの畑でそばを育て、体験栽培もできる施設にして、首都圏からの来客を呼び込んだ。10年には「そば粉を卸すだけではもったいない」と食堂をオープン。「七賢」ブランドで知られる同市白州町台ケ原の酒造元「山梨銘醸」でもそば粉が売られるようになった。そば打ち体験もでき、毎年夏秋には「そば祭り」を開催。昨年11月の祭りでは県内外から約1500人が来場した。
 食堂を切り盛りするのは鳥原地区の70代女性5人。その1人、海野益子さん(75)は2年前から参加している。元々は専業農家で、夫が体調を壊した数年前からは自宅脇でわずかな野菜を作るだけだった。今は「ここに来るのが私の張り合いになっている」と笑う。
 農業組合法人の副組合長、渡辺陽一さん(71)は「集会所だった場所が今では地元と都会をつなぎ、地域住民が元気であり続けるための場所になった」と力を込める。
 「信州そば」ブランドに着目したのは、同市と長野県富士見町、原村でつくる「八ケ岳観光圏整備推進協議会」だ。昨秋に「新そば祭り」を初開催。3市町村の手打ちそば屋29店を集めた「八ケ岳新そば食べ歩きマップ」を作製し、加盟店で食べるとそば粉贈呈などの特典を設けた。
 狙いは、北杜市が一大産地として知られる豊かな水のアピール。清里や小淵沢などへの観光客を取り込みたい長野県側との思惑も一致した。
 来年度は参加店を増やしてそば打ち体験も盛り込む計画で、同協議会代表の小林昭治さん(53)は「そばは客も店も凝り性が多く、おいしいそばを求めてどこへでも行く人が多い。八ケ岳地域のそばを広げていきたい」と話している

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください